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検査について

超音波画像診断装置

1:超音波生体顕微鏡検査
閉塞隅角緑内障の診断に効果を発揮します。従来の眼科での超音波検査では虹 彩、隅角、毛様体の所見はとることができませんでした。しかし、TOMEYか らでているUD−1000に高周波BモードプローブUD-6010を用いる事でこれら の部位を測定することができるようになりました。これにより、閉塞隅角緑内 障の手術適応の判断に威力が発揮され、従来よりもより適切な治療を行う事が できるようになりました。

2:超音波画像検査
網膜疾患、眼腫瘍や眼窩内腫瘍などで威力を発揮する装置です。硝子体出血などで眼底が見えない時の網膜の状態を観察することができます。

超音波生体顕微鏡写真/UBM写真

▲原発閉塞隅角緑内障の患者さんの隅角部のUBM写真です。虹彩の裏側に房水が貯まり、虹彩が前方に丸くドーム状に突き出ているのが判ります。この貯まった房水により、眼圧が上昇しているのが判ります。

▲レーザー虹彩切開術を行い、虹彩に小さな穴を開けた後の写真です。この穴を通して、後ろの房水が前に移動し、虹彩の後ろに貯まらなくなり、虹彩が真直ぐになっているのがわかります。これにより、眼圧が正常化されました。しかし、隅角が癒着しているのも判ります。