検査について

スペクトラルドメイン光干渉断層計(RD-OCT)

網膜の層面を光学顕微鏡の組織切片に近い精度で非侵襲的に描出す る画期的な装置です。特に網膜の黄斑部の疾患についての疾患を診断する時や 治療する時に威力を発揮します。現在最新のスペクトラルドメイン方式の為に スキャン速度が飛躍的に向上し、一秒当たりに27000本取得可能となり、一画 像の精度が上がり、黄斑部疾患の画像診断に求められる良質なOCT像が得られ ます。軸方向の解像度が5μmまで向上し、網膜組織がより明確にでき、ごく微 細な病態、病巣が捉えられます。

OCT画像所見

正常者の黄斑部写真。中心窩の凹みが認められます。
このような形が正常者の所見です。

黄斑円孔の患者さんの画像。中心部の網膜が裂けていて、小さな穴があいています。視力は0.3でした。

当院で硝子体切除術を行った後2か月後で、1-bと同じ箇所の画像です。綺麗に網膜が裂けて破れていた所が修復されています。視力は1.0になりました。